最近はなんだか、簡単な縫物ばかりをしているような気がする。ミシンを使うほどでもないちょっとした手縫いが増えているのです。
今日も一メートルちょっとの縫物をしている。
制服のようにいく場所によって身に着ける色を固定すると、でかけるときにあれこれと思い悩まずに済むのでそうしたのですが、季節的に
その色をみると寒さが増すような気がしてきてしまいました。
視覚からかんじられる温度というのはなかなか大きい気がしています。制服にも夏服と冬服があるように季節によって、身に着ける色を固定する
場合には冬には冬用の色を決めるのもいいかもね、と思い色を変えることにしました。
天然素材で手触りのよい布地だったのでよかったのですが、長さが少したりません。
念のために同じ色のものをもう一枚頼んでおいたので、二つをくっつけることにしました。
くっつけるときに選んだ糸の色は、できるだけ布地に近いいろで、縫い目が目立たないようにしたいと思っていました。
でも、まったく布地と同じ色の糸というのはなかなかないもので、できるだけ近い色に落ち着くことになりました。
布地が本当にやわらかくて、一枚だとうっすらと肌が透けてしまうぐらいの薄さです。夏場でも使うときに涼しく使えそうです。いつもスタイルとして長めの布を巻くことが多いんで。
さて、縫物を始めたのはいいのですが、糸が絡まないぐらいのできるだけの長さを切り取って、玉結びをして縫い始めます。
一回目の糸がぎりぎりなくなったところで糸をぱちん、と切りいったん区切りとしましたが、最初に準備した糸の長さの半分ぐらいしか
縫い目が進んでいません。
波縫いだと確かに早く縫い終わるのですが、透けるほどの薄さの布地だと、布地の繊維がほどけて布が分かれてしまうということもよくあります。
波縫いをして半目分もどる縫い方があるのですが、それだと表側は波縫いでも、裏側がとてもしっかり縫えるという利点のある縫い方です。
縫い方の名前はわすれましたが、確か小学校5年生ぐらいの時の家庭科の時間に使ったことがある縫い方です。
三回ぐらい糸を変えているのですが、まだ半分ぐらいにも行きません、、一メートルぐらいのはずなのになんでこんなにも糸が必要なんだろうと
想いながら、今日中ぐらいしかこんなにのんびりと波縫いが出来そうな日はないのに、、、と思いながらのんびりのはずが
なかなか終わらないなという?を挟みながらの作業となりました。
間に洗濯物を干したり、段ボールを切って量を減らしてゴミ出しの準備をしたり、スパイファミリーの再放送をみたりしながら、だったのでずっと縫物にかかり
きりってわけでもなかったのですが
全然終わらないことに若干の焦りをかんじつつも何とか予定通り縫物が終了しました。
出来上がった布をたたもうと真っすぐに伸ばしたところ、頭の上に手を伸ばしたところぐらいでちょうど布のすそが地面に尽きました。
あ、、、結構長さがあったらしいと最初想定していた一メートルの倍はあったことに気が付きました。
どおりで時間がかかったようです。
今日の松尾芭蕉翁の俳句はこちら
水寒く寝入りかねたるかもめかな
松尾芭蕉
寒いと寒さで逆に目がさえてしまうことはあります。寒さに負けないで眠れるように温かくしなければ。
冬籠りなみ縫い終い玉結び

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