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冬が来たという知らせだと云ふ~今日の松尾芭蕉翁の俳句『ごを焼いて手拭あぶる寒さ哉』

夜更かしするのはやめておこうと思いつつ、どうしても仕上げなければいけないことがあるときは、今日思った俳句についてのことなどを書く時間もなく寝落ちなければなりません。

夕方の寒い時間から夜間にかけて、徒歩で移動をしているときにどう考えても一日前よりかは寒いとかんじられました。

というのもものすごく風が強めに止まることなく吹き続けていて、その風の温度が冷たさを増していたと思えるところにあります。

長めの丈のアウターを来ていても、歩いて移動していればだんだんと温まるので、ぴっちりとボタンなどを留めなくても適度な温かさが

保たれていました。

昨日は歩いても歩いても温まらないし、上着の前をぴっちりと閉めたにもかかわらず、冷たい風がなんとしてでも寒いんだからということを

道行く人全員に伝えようという意思でもあるかのようでした。

最近は見かけなくなりましたが、手際よく道行く人にチラシやティッシュを配る人で、タイミングが絶妙にうまい人というのがいますが、

まさにそんな感じです。

上着をきていたとしても、少しでている足の先や首筋に、「もう寒くなりました」を届けていくのです。

おかげで、屋内に入ったときの温かさが余計に身に沁みました。

俳句を知っている人なら一度は読んだことがあるだろうという俳句にまだまだ親しめていないというので、古典である松尾芭蕉翁の全句集を

少しずつ読んでいるのですが、しばらく間が空いてしまってまだまだ読んでいない俳句が沢山あります。

冬のところを開いているのですが、やたらと「しぐるる」のです。

今の上着の素材と松尾芭蕉翁の時代の上着の素材は断熱という意味ではかなり差があっただろうと想像します。

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